あめにてぃエコー様
PCパワーアップとHOKUHOKUバージョンアップでますます使いやすくなった
HOKUHOKUの前身
ZAKUZAKU時代から導入し、今やなくてはならない戦力
あめにてぃエコー(岡山県津山市小田中1308−14、山本正樹店主)は昭和36年創業の老舗であり、現在の登録顧客数は4500件とかなりの大人数にのぼっている。この顧客を山本店主以下7人のスタッフでフォローしているが、これに第8の戦力として大きく貢献しているのがバロン社の顧客管理ソフト「HOKUHOKU」である。
ZAKUZAKU時代からバロン社の
顧客管理ソフトを愛用する山本店主
メーカーの商品不良発表のアフターフォローにも大きく貢献
あめにてぃエコーの顧客管理に対する取組みは昭和53年にさかのぼる。当時パソコンはまだ普及しておらず、三菱電機製のオフコンを利用して顧客管理を行なっていた。
山本店主は「オフコンは高価だったのでリース契約で使用していたが、リース料金もメンテナンス料金も高く、データも毎回プリントアウトして蓄積するしかなかった」と振り返る。
その後、パソコンの普及が進んできた昭和61年にはNEC製のパソコンに切り替えており、それと同時にHOKUHOKUの前身に当たるZAKUZAKUを導入している。
パソコンに切り替えたことで、ディスクへのデータ保存が可能になり、作業効率は格段に向上している。そしてこの時から蓄積されたデータが後継ソフトであるHOKUHOKUにそのまま転送され、現在の詳細な顧客データになっている。
山本店主はHOKUHOKU導入のメリットを「過去の管理ソフトに比べて性能が格段に向上しているのはもちろんだが、何よりもデータ保存容量の増加で、管球等の消耗品から修理や工事に至るまでお客様とのすべてのやりとりが保存できるようになったことが大きい」と話す。
大型商品から消耗品まで大体の買い替えサイクルがつかめるため、それに合わせた販促活動や商品在庫といったことができることに加え、過去の修理履歴からどの商品がいつ頃から故障しやすくなるかといったこともわかる。
さらに、メーカーから商品不良が発表された際に、そのロット番号がわかればすぐに販売先が調べられるので、お客に不良商品をいつまでも使わせる心配が無いなど、アフターフォローにも大きく貢献している。
山本店主は「こういったメリットが発揮できるのは、長年使ってデータを蓄積した上での事である。扱う商品の分野・種類が増えている現在、顧客管理の重要性はますます高まっており、HOKUHOKUは当店にとってなくてはならない戦力となっている」と強調する。
顧客管理は夫人が一手引き受け
顧客管理は現在美恵子夫人が1人で担当しており、売上げや仕入といったデータの入力のほかに、経理も担当するなど、同店の事務を一手に担っている。
「少し前までは事務の女性スタッフがもう1人いたのですが、結婚で退職して現在は私1人になっています。それでも事務がまかないきれるのはパソコン本体のパワーアップとHOKUHOKUのバージョンアップによる高速化があってのことです。最近はバージョンアップもこまめに行なわれており、そのたびに使いやすくなっています」と夫人は話す。
同店では今後のHOKUHOKU活用に関する課題として、顧客宅の地図や外観の写真もデータに加えるなど、顧客情報のさらなる細密化を挙げている。
また、顧客の膨大な情報が蓄積されたデータの流出や管理しているパソコンへのウィルス進入といった万が一の事態を警戒して、HOKUHOKU搭載のパソコンはインターネットに常時接続されてはいないが、顧客へのメール機能も活用していきたいと考えている。
「地図や外観の写真を加えることで、新しく入った社員にもすぐに顧客の引き継ぎができるし、ご無沙汰になっているお客さまであってもイメージが浮かびやすくなるというメリットがある。近日中にデジカメを使ってこれらの情報も蓄積していきたい。それと、HOKUHOKUへの要望があるとすれば、封筒等への印刷機能をもっと拡充してほしということ。展示会の案内状に印刷する分には今のままでも十分だが、字体とレイアウトのバランスにやや融通が利かないため、お客さまに送る年賀状の宛名書き等には使いづらくなっている。せっかくのデータなので、こういった使い道もできるようになることを期待している」と山本店主は語っている。
事務が自分一人でまかないきれるのはパソコン本体のパワーアップとHOKUHOKUのバージョンアップがあったからと話す美恵子夫人
顧客情報のさらなる細密化を目指す
「あめにてぃエコー」
お店紹介 あめにてぃエコー
店 主 山本正樹 店主 住 所 岡山県津山市小田中1308−14 創 業 昭和36年 従 業 員 山本代表夫妻含め7人 顧客登録数 4500件
この記事は雑誌「電気店」2004年1月号に掲載されたものです。