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よこいデンキ様

子息に刺激され、HOKUHOKU顧客管理台帳で情報管理に取組み

 よこいデンキは家電販売をはじめ電気設備・通信機器・電話装置など工事部、そして自動設備・省力設備など手がける制御部をもつ。法人営業まで幅広い事業展開とあって売上や顧客管理に早くからパソコンを活用してきた、昭和28年創業のよこいデンキ。「当初は秋葉原で部品を求めラジオを組み立てて販売したものですよ。パソコンなんて考えられなかった」という儀一さんも、子息の計昭さんに刺激されてか、情報管理に取り組んでいる。

創業者の儀一さん(左)と計昭さん

 創業者の儀一さん(左)と計昭さん

家電保有量をパソコンに登録、各種増設工事をスムーズに提案

  よこいデンキが利用しているソフトは、バロン社の売上管理システム「HOKUHOKU」Windows版、コベック社の「みつも郎」、マイクロソフト社の「Office」など。顧客登録数は法人を含めて約4300件。
 「HOKUHOKU」では、商品の購入年月、保有商品および型番、修理情報、家族構成、売掛管理、店側の担当者、法人関係では相手担当者名、電話番号は携帯番号を含める。もちろん、請求書・納品書の発行、宛名印刷もパソコン活用。
 よこいデンキが創業者の儀一さんの世代から、子息に代替わりの段階を迎えているように、顧客の側も商品購入決定の発言力が子供世代に移りつつある。顧客管理データにもそうした傾向が現れる中で、同店は工事力を生かした提案営業に重点を向ける。「古くからのお客が、そのまま子息につながってくれればいいが、消費行動の変化もあって、望みにくい」(儀一さん)なかで、顧客の家族構成から家屋構造の隅々まで知っていることの地域店の強みを発揮しようとするもの。「コンセントの増設工事やアンペア増量工事にしても、現在の家電品保有量を知っていれば適切な提案が出来るし、家屋構造によってコンセントの設備場所も利用しやすいものにできる」(儀一さん)。そこに、パソコン登録した顧客データを活用しつつ、地域店の強みを生かそうとする。

パソコン活用でCS向上、ときにはデジカメも活用−顧客管理台帳にデジカメで撮ったお客の顔を貼り付け

 計昭さんは「たとえば、デジカメで部屋の写真を撮り、エアコンのパネルカラーや設置場所を画像処理して提案したり、顧客1人ひとりの顔写真も顧客管理台帳に貼り付けて店側の情報として共有できるようにしていくことも考えている」という。地域電気店としてのCS(顧客満足度)向上にパソコンを、より有効に活用していこう、とするもの。名刺には「家電商品から電気工事/オートメーションシステムに至るまで技術・生活空間を提案する店」と刷り込んである。
 磐田市にもここ数年、店の出店攻勢が相次いでいる。物販競争は価格政策を中心に激しさを増すばかり。地域店が同じ「価格競争」の土俵に立つことは不可能である。よりキメ細かなコンサルティングセールスに活路を見出し、パソコンを媒介にしながらも顔と顔を向き合わせた商法に力点を置く。
 計昭さんが担当する制御部は中小企業の製造工程でのロボットプログラムも扱う。ここでもパソコンは必要不可欠である。先方担当者との技術的な打ち合わせや連絡の機会が多い。電話帳管理で、より効率的なパソコン運用ができるようにするのが目下の課題。
 家電販売はメーカー混売。扱い型番も多岐にわたるため独自にパソコンを管理する必要もあったが、何よりも地域電気店としてCS向上のためのパソコン活用である。

入力風景
よこいデンキ様

お店紹介 よこいデンキ様

店   主  横井儀一代表 
住   所  静岡県磐田市西坂町 
創   業  昭和27年 
売り場面積  20坪 
顧客登録数  約4300件 

この記事は雑誌「電気店」1999年6月号に掲載されたものです。

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