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ＨＯＫＵＨＯＫＵは多芸多才　ビデオレンタル管理に大活躍

電気店仲間でもＨＯＫＵＨＯＫＵは噂、前から知っていた

　地域家電店には珍しいＡＶソフトの提案は、昭和６０年から行っている。店内の大半はレンタルビデオコーナーやＣＤ、ＤＶＤ、カセットなどが展示されており、店の奥に各メーカーの薄型テレビやＤＶＤレコーダーが並ぶ。カーナビも取り扱うなど、ＡＶに特化した店だ。
　昭和５５年創業の同店が現在の場所に移転したのは平成元年。店舗面積も約４倍の約２０５平方メートルになった。この移転リニューアルが「ＨＯＫＵＨＯＫＵ」導入のきっかけとなる。
　木暮社長は「電器店向けのソフトで、使えば便利になると思っていた。パソコンを買うにもいい機会だし、ＮＥＣから紹介もあった」と話す。ソフトとハードをそろえるのはかなりの高額だったが、「いいタイミングだった」と振り返る。
　電器屋仲間の中でも「ＨＯＫＵＨＯＫＵ」は噂になっており、「顧客管理、販促が出来るのはわかっていた」と木暮社長。その存在は前々から知っていたという。
　実際、使ってみると「修理のときも型番を調べるとすぐ出た。販促資料も出せるし、請求書も簡単だった」とメリットの多さに納得。かつては台帳をひっくり返さないといけなかったので、即日対応が難しかったのも、今では懐かしい思い出だ。
　フェア開催時のＤＭ発送にも「ＨＯＫＵＨＯＫＵ」は活躍する。同店では年４、５回程度、３００人ほどを招いてフェアを行っているが、もちろん見込み客は「ＨＯＫＵＨＯＫＵ」で抽出。木暮社長は「おんぶに抱っこ。ＨＯＫＵＨＯＫＵがないとダメ」と貢献度の高さを語る。
　ハードの顧客の登録数は２５００ほどで、稼動客は１２００件ほど。これだけの顧客のデータを覚えるのは至難の業。木暮社長は「人間の頭なんてたかが知れている」と笑う。
「検索が楽」という木暮社長は、大きなポイントとしてクレーム処理を挙げた。各メーカーから「この商品にクレームが出ている」と連絡があると、「ＨＯＫＵＨＯＫＵ」で該当商品の購入客をすばやくリストアップ。「メーカーの担当者が行きます」と葉書を送る。迅速な対応で顧客の信頼ダウンを防ぐ事ができる。

トラブル時、バロン社のアフターサービスに納得

　 レンタルビデオの顧客管理に使い始めたのは平成１０年から。それまではレンタル管理に使えるとは思わず、台帳に記入していたという。レンタルビデオ店専用ソフトは高額のために導入を見送っていた。
　だが、入力画面で、ユーザーの名前のところにソフトのタイトルを、生年月日のところに入荷日を書き入れると、どのソフトが何回転しているか一目瞭然。専用ソフトを使っていなくても全く問題ないという。ソフト業務に関しては、デッドストックの存在をいかになくすかが課題。「ＨＯＫＵＨＯＫＵ」はその解消のために欠かせない。
　通常の家電品はもちろん、携帯電話もハードの１つとして、こまめに入力する。その役目はパートの女性スタッフ２人が担当。扱いにもすっかり慣れて、入力も早い。顧客登録数が一万件を超えるときに「どうかな？」と思ったというが、その後何のトラブルも起こっていない。
しかし、木暮社長が担当する入力分は滞りがち。売上げ、入金など木暮社長でなくては分からない分については、ついつい溜め込んでしまうという。
「すべての面で便利」と木暮社長の満足度は高い。別のソフトに切り替えようと思ったことは一度もないという。トラブルのときはバロン社が電話できちんと説明してくれるなど、アフターサービスのよさにも納得だ。とはいえ「もっと使いやすくなってほしい」と検索機能のさらなる向上を木暮社長は要望している。

お店紹介 ビデオサウンドエイワ

店　　　主　 木暮安恵社長 
住　　　所　 群馬県北群馬郡吉岡町北下１１５１−１ 
創　　　業 　昭和５５年 
従　業　員　 木暮社長夫妻、パート２人の４人 
顧客登録数 　１万１０００件 

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