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取引先メーカーの勧めるソフトを断り、ＨＯＫＵＨＯＫＵ一本で顧客管理

修理コールにはデータを見て訪問、
データがない顧客には修理の合間にいろんな提案ができる

ＨＯＫＵＨＯＫＵは顧客名簿を作成するのに
一番便利な方法、と話す渡辺敏雄社長

丸一日費やしていた請求書づくりの時間がほとんど必要なくなった

　バロン社のＨＯＫＵＨＯＫＵを活用したきっかけは、パソコンを導入した１７年前にＮＥＣからの紹介だった。パソコンの話から「電気店向けに良いソフトがある」と聞いてサンプルを見て導入。渡辺社長は「ＨＯＫＵＨＯＫＵはソフトをバージョンアップしてくれるので、顧客名簿を作成するのには一番」と、取り引き先メーカーがソフトを提案するがＨＯＫＵＨＯＫＵオンリーで顧客管理を行っている。
　ＨＯＫＵＨＯＫＵを導入して最初に便利だと感じたのは請求書づくりと顧客に出す宛名書き。手書きの時代には請求書は３枚複写。購入商品が複数の客にはまとめて表紙を付けて届けていた。ＨＯＫＵＨＯＫＵを利用すると請求書は一枚で収まる。アウトプットされた請求書に間違いがないかどうかを確認するだけ。「請求書書きに丸１日以上費やしていた時間が必要なくなった」と時間の短縮が大きい。また、宛名書きも同じ。
　商品を販売した売上伝票から名前住所電話番号商品の型番販売した日、クレジット契約客には生年月日を入力。また、毎日の日報から訪問先を入力するので、その日の行動が分かり、ご無沙汰客も分かる。顧客情報を入力するのは恵子夫人の仕事であったが、今は妹の玲子さんがバトンタッチしている。
　現在、ＨＯＫＵＨＯＫＵに登録されている客は一見客も含めて約１６００世帯。常時活用しているのは６５０世帯（企業は除く）。同店は年２回の合展、個展、ミニ個展を含めると年６回のイベントを実施している。各イベントにはこの６５０世帯すべてに案内状を配っている。

クレジット終了時期の２〜３ヶ月前から提案商品をアプローチ

　販促面では見込み客を探すのに便利クレジットの残高が一目で分かることをあげる。また、新規客の開拓や修理の時にも活用している。登録している顧客は商品別に購入年月日が分かるので、買い替えサイクルにきている商品の対象をリストアップできる。また、クレジットの残高が一目で分かるので、クレジット終了月の２〜３ヶ月前から提案商品を決めてアプローチしている。合展、個展、ミニ個展では買い替えサイクル時期にきている見込み商品を提案。また、商品を限定しての一斉訪販活動でもＨＯＫＵＨＯＫＵから見込み客をリストアップし、訪問して成約に結び付けている。
　新規客開拓には数多く訪問する必要がある。しかし、その割には効果を挙げることは難しい。ＨＯＫＵＨＯＫＵには修理だけの客、一見客も登録しているので、名簿からこれらの客を訪問し顧客になってもらうケースも多い。また２世帯住宅の場合、財布が別々のケースも多いので若い世帯にも招待状を出して、将来の顧客になってもらうべく意識してもらうようにしている。また、修理コールがあるとデータを見て訪問する。「データがないのはまったくの新規。データの有無によって修理の合間にいろんな提案が出来る」と渡辺社長。
　今年の６月には、全員がパソコンを見れば顧客内容がすぐに分かるようにＬＡＮを組んだ。「これによって誰もが自分のパソコンを見てすぐに対応出来るようになった」とＨＯＫＵＨＯＫＵが店経営に大きな貢献をしている。

日報から訪問先を入力すると、
その日の行動が分かり、ご無沙汰客も分かる

ＨＯＫＵＨＯＫＵデータをもとに対応する
修理に強い店、丸正無線商会

お店紹介　丸正無線電機商会

店　　　主　 渡辺敏雄 社長 
住　　　所 　長岡市東坂之上町３−２−３ 
創　　　業　 昭和２１年 
従　業　員 　渡辺代表夫妻、男性１人、女性（パート）１人 
顧客登録数 　１６００世帯（常時活用は６５０世帯） 

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