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伝喜館アムズコウノ様

顧客データは活用してこそ生きてくる

パソコンを独学マスター。グループ内にも働きかけ、
常にデータを生かす方法を模索中

 今から12,3年前バロン社から経営支援ソフト「ZAKUZAKU」を活用したパソコンを導入して以来、伝喜館アムズコウノの河野修身館長は試行錯誤を繰り返し、独自に顧客管理法を編み出した。そのキャパシティーがいっぱいになると一昨年の年末にはさらに従来のDOS/V方式からWindowsタイプに切り替え、再び挑戦した。この取り組みも個人よりもグループでと、自ら参画している東芝に働きかけて使い勝手の良いソフトづくりと常にデータとして生かす方法を模索している。

自らパソコンを操作する河野修身館長

自らパソコンを操作する河野修身館長

FAX機能も入れた使い勝手の良いシステムをバロン社に提案中

 「顧客管理も自分で入力し、必要なデータを瞬時に取り出して活用してこそ生きてくる」というのが河野館長の持論。
 12,3年前にメーカーで推進する顧客管理に物足りなさを感じて飛び付いたのがバロン社の経営支援ソフト「ZAKUZAKU」。「メーカーの支援する顧客管理を導入すればわずかな金額で利用できたが、当時でパソコンを含め1セット120万円したのを2セット設置した」と。
 パソコンについて全く知識を持たなかったにもかかわらず、その使い方を独学でマスターし、中身を把握し慣れてきて十分に駆使した上で事業展開を行った。
 さらに河野館長は「検索の項目が当時は大分類40品目しかなく、小分類を含めて計400しかなかった。すぐにデータがいっぱいになり、バロン社に相談するとWindows方式での新製品が出ている」と聞いた。
 一昨年の年末にはそのWindows対応の「HOKUHOKU」をも購入し、再び挑戦し1年半で使い切れるようになった。現在では99品目に広がり、さらに小分類を含めれば莫大なデータ入力が可能となった。
 だが河野館長はそのシステムとは別にFAXの機能も入れての提案を続けており、さらに使い勝手の良いシステムへと要求は広がり、バロン社もそれに応えようとしている。
 この新しいシステムに取り組むに当たって「初めてのシステムでは全て独自でマスターしたがそれも限界がある」と全国ベースでのデータづくりを手本にする一方、九州地区NASAチェーンのメンバーにもメーカーを通じて「ともに取り扱って行こう」と呼びかけ、グループづくりを方向付けている。
 そこで自らのデータづくりの体験を生かしながら、データをいざ取り出そうとしてもデータ不足の問題があることなどを話し合って、より販売に役立つシステムづくりを行おうとしている。

「地域店は現場に立ってお客様の心の“病”を直せ」がモットー

 河野館長は自らの体験で、保有して8−15年の冷蔵庫、洗濯機のデータを取り出したら即座に500件が出た。ところが大型テレビでは28件しか出てこなかった。「何故かと原因を追求したらお客の誕生日を入力していなかった」と指摘する。「普段からファミリーの誕生日まで日常の活動の中で情報収集していかねばならない」と語り、グループの活動の中で販売店が誕生日を含めて末端の情報をいかに取って行くのか活動も重要と指摘する。
 アムズコウノが手掛けている顧客の分類は5段階に分けている。
 修理のみ 2〜3万円以下の小物商品の購入者 3〜10万円の購入者 10万円以上の購入者 家族付き合いする購入者、と。さらに商圏をきめ細かく分けてデータ入力している。
河野館長は語る。
 「個展を実施した際にDM配布するのは から の顧客。合展の際にも同様だ。ここで問題になるのが とのお客。これを何とか 以上に引き上げていかねば、店の経営は安定しない」。
 そこで必要となってくるのがデータの収集。とのお客へのチラシ配布ではフルネームを聞いたり数々の情報収集に努力を払っている。さらに「そうしたお客には1年あるいは半年に一回突拍子もないチ来を撒いて感心を集める方法も考えている」とメーカーへも提案し協力を仰ごうとして計画している。
 この顧客管理での展開は、お客に目線を合わせた経営の重要性を経営理念としているのを裏付けている。「修理品を見る前に依頼者を見ろ。地域店は常に現場に立ってお客の心の”病”を直すことに努力を払うべき」を強調し、お客の満足度を高めることを事業のモットーにおいている。

お店紹介  伝喜館アムズコウノ

店   主  河野修身館長 
住   所  福岡県東区香椎4−15−25 
創   業  昭和52年11月 
店舗面積   14坪 
顧客登録数  2500件 

この記事は雑誌「電気店」1999年1月号に掲載されたものです。

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