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電化の正和様

苦労しながら60歳でパソコン習得

 
体で覚えた甲斐あって
HOKUHOKU導入後もスムーズに活用

 
 創業が昭和29年という歴史を持つ電化の正和(群馬県館林市緑町2−27−10、酒井正治代表)では、10年以前から顧客管理のためにパソコンを導入。現在はバロン社の『HOKUHOKU』を利用して、サービス業務などに役立てている。顧客数は約1300件、実稼動は約600件ある。

酒井正治代表

酒井正治代表

HOKUHOKU導入後、女性パートを別の仕事に回せた

 「以前は顧客管理ノートを使って、お客さんの住所から製品購入履歴まで手書きで記入。それだけで、ノート数が増えてしまっていた。書きこむのはよいが、引き出すのに時間がかかってしまって」と酒井代表は笑う。そこで、解決策を考案中にパソコンの導入を決意したという。それが約10年前の話。当初は顧客名簿をパソコンで管理していた程度だった。
 大体、5年ごとにパソコンの入れ替えをしている同店は、一昨年に新機種を導入。その後、バロン社の『HOKUHOKU for Windows タイプZ』の存在を知り、導入に至った。
 平成11年1月1日から稼動し、現在は顧客管理から在庫管理、見積書や請求書の作成などに活用している。1日の電話コールが12〜13件ある同店にとって、パソコンは欠かせない存在。コールがあれば、まずパソコンでメーカー、型番をチェックしてから訪問している。また、顧客情報がすぐに引き出せるので、対応もスムーズになったとか。そのため、電話で解決することもしばしば。
「すぐに顧客情報が読み取れるので、実際に訪問しなくても判断でき、アドバイスできる」とは酒井代表。また、修理に関しても事前に大まかな状態、例えば、この型番の製品はここが弱点、この前どこの部品を交換したか、などが把握できるので具体的な説明や料金提示もしやすいという。
 来店したお客さんにパソコンの顧客情報を見せたこともあった。「とてもよく管理されている」と感心していたようで評判も上々。経過年数がすぐに見て取れるのでお客さんにも納得してもらいやすいという。酒井代表は『HOKUHOKU』の良さについて、事務作業の効率化が図れること請求書や見積書作成がデータ入力だけでできること売上げ分類の作成が簡単にできること―― を挙げる。
 今まで、女性パートの人に事務処理をさせていたが、『HOKUHOKU』導入後はチラシのポスティングなど別の仕事をさせられるようになった。入力は酒井代表が仕事の合間に一人でできてしまうからだ。
 また、約60の売上げ分類も『HOKUHOKU』を使えば、簡単にグラフ化できる。例えば、昨年のエアコン販売額が売上げの何%、テレビが何%などと色分けできる。「昨年の売上げ構成比が一目で分かるので、今年の方針などを決めやすい」とは酒井代表。

印刷屋に依頼していたイベントチラシの自店作成に期待

 スタッフは酒井代表夫妻と子息、男性従業員、女性パートの5人体制で、パソコン入力は主に酒井代表が行っている。
 このように積極的ににパソコンを活用している同店ではあるが、酒井代表は今年で70歳。パソコンをはじめた時、すでに60歳間近で、使えるようになるまで相当苦労した様子。「とにかく毎日勉強して、パソコンをいじって、頭で考えるだけでなく体で覚えた」と振り返る。その甲斐あって、『HOKUHOKU』の導入後も戸惑うことなく移行できたという。
 まだ『HOKUHOKU』を導入してから1年数ヶ月。「完全には使いこなせていない」(同代表)というが、今後は財務管理なども徐々に行っていく計画。また、インターネットに接続することで商品の受発注や新製品の情報、チラシ作成などを一括でできるため採り入れて入れていく方針だ。
 特に、チラシに関してはメーカーや印刷屋に依頼していたものを『HOKUHOKU』を使って自店で賄える。酒井代表は「個々のイベントチラシは自店で企画制作し、カラープリンターを使ってフルカラーのチラシを作りたい」と期待に胸を膨らませる。
 今まで訪販などを積極的に行ってきた同店であるが今後、商品を満足して使ってもらえるようなアフターサービスの必要性を訴える。酒井代表は「コミュニケーションを取るのは修理サービスなどの時がチャンスで、お客さんとの信頼関係を築く上でも『HOKUHOKU』は欠かすことができない」という。
 『HOKUHOKU』の顧客情報の利用価値は高く「常にパソコンを通しての業務になっている」と、同店では『HOKUHOKU』が店舗運営における貴重な片腕になっているようだ。

入力風景

細かいことまでメモ機能を使い、入力する力の入れ様

お店紹介  電化の正和

店   主  酒井正治代表 
住   所  群馬県館林市緑町2−27−10 
創   業  昭和29年9月3日 
従 業 員  5人 
顧客登録数  1300件 

この記事は雑誌「電気店」2000年5月号に掲載されたものです。

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