みのる電気様
夫人がパソコン3台駆使 お客と絆深めるHOKUHOKU
他店マネージャーに活用の仕方学ぶ
顧客は7ランクに分類
渋谷から田園都市線で三軒茶屋、さらに世田谷線に乗り換えて数分、世田谷駅から近いところにみのる電気がある。世田谷通りに面しており、交通量は多い。付近は住宅街で、マンション、アパート、戸建住宅などがひしめくところ。10年ほど前に移転リニューアルした。リフォームも手掛け、多いときは月2〜3件あることも。商圏は500メートルほどだが、同店から歩いて数分のところに世田谷区立郷土資料館があり、重要文化財にもなった江戸中期の代官屋敷を見て昔の面影を忍ぶことが出来るといった土地柄でもある。
4人が一丸となって店を切り盛りする。
左から計良社長、従業員の鮎川さんと同夫人、
美智子夫人
パソコンは3台が活躍1台は住まいでの入力用
同店が顧客管理ソフトHOKUHOKUを知ったのは本誌「電気店」がきっかけ。活用し出したのは東芝PLUS ONEチェーンに入ってからで、もっぱら美智子夫人が顧客情報を入力し、計良社長は見るだけという。今回の取材も主として美智子夫人に聞いたものだ。
HOKUHOKUとはすでに10年ほどのお付き合いになるが、当時はパソコンをいじるという習慣がなかったために、どう活用していいかわからない。たまたま電気店の会合で、本誌3月号でも紹介したシグマ烏山店の河野マネージャーと知り合い、使い方を懇切丁寧に教わった。
計良社長は今でも、「シグマ烏山店の石田社長もHOKUHOKUのことを実によく知っている。そこで働く河野さんもすごい人だ」と絶賛する。それでも活用の仕方がわからないところは直接バロン社に電話して聞くが、同社の対応も親切で、よく教えてくれるので助かるという。
現在、みのる電気のパソコンは3台が活躍する。一番活躍するのが店での入力用に使うIBMのノート型、次が読出し専用の富士通デスクトップ、もう1台は東芝ノート型。これはもっぱら美智子夫人が住まいでのデータ処理用で店には置いていない。PC間のデータのやりとりは持ち歩きに便利なSDメモリカードを介して行っている。
店の奥には昔なつかしい真空管式の中波/短波ラジオが…
便利な保有情報修理依頼に早い対応
同店では自店でも修理を行う。自店で販売した製品や系列以外でも修理依頼があれば、そのメーカーへ問い合わせて対応する。今では見ることも少なくなったワープロの修理依頼があったことも。修理は計良社長と従業員の鮎川さんが分担して対応している。
HOKUHOKU売上管理システムには、顧客の名前や住所・電話番号など基本情報のほかにも、売上情報、営業情報、在庫情報などなどいろいろな機能があるが、「HOKUHOKUの良いところは何といっても保有情報。これがあれば、お客さんから修理などの依頼が入っても、たちどころにその機種がわかり、対応が早くなる」(美智子夫人)という。
同ソフトは顧客のランク分けもできるが、同店では現在、上得意順にA〜Dに分け、それに部品購入客、修理依頼客と7ランクに分けている。
夫人にHOKUHOKUに対する不満もないわけではない。年賀状など直接ハガキに印刷するときにフォントの種類がもう少しあれば…と注文も忘れない。
保有情報はこうやって使っていると説明してくれた美智子夫人
車の通りが多い世田谷通りに面したみのる電気
お店紹介 みのる電気
店 主 計良 実 社長 住 所 東京都世田谷区世田谷1−14−18 創 業 昭和55年 従 業 員 計良社長、美智子夫人、鮎川さん、鮎川夫人(パート) 顧客登録数 700〜800(稼動客)
この記事は雑誌「電気店」2005年4月号に掲載されたものです。