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売り出しイベント時に効率的なＨＯＫＵＨＯＫＵと地図との連携

「地図」項目に回りやすい順に
コード入力しておくと行動に即したリスト作成が可能

　　　もと計測機メーカーの技術者だった柴田代表

当時（昭和５９年）８０万円もしたパソコンを購入し顧客管理開始

　同店はＪＲ常磐線高萩駅から徒歩約１０分の距離に立地。商店街などが連なる中心市街地裏の住宅街に店舗を構える。創業は昭和５９年。柴田社長は計測器メーカーの技術者だったが「周囲が商売をやる親戚ばかりだったので自分で商売をやりたかった」（柴田代表）ことから電器店を始めたという。
　パソコン導入以前はワープロで顧客管理を行っていたが「使い勝手が悪かった」（柴田代表）。そこでＮＥＣ販売会社から紹介があったときに、思い切って当時８０万円近くしたパソコンを購入しＨＯＫＵＨＯＫＵ（当時ＺＡＫＵＺＡＫＵ）で顧客管理を始めた。
　導入して一番便利だったのが納品書と請求書の発行だ。今までは手書きで記入しており、商品の型番や金額の記入ミス発生などいろいろ手間やトラブルがあった。しかしＨＯＫＵＨＯＫＵでは日常の成果としてきっちりデータを打ち込んでおけばミスの無い書類作成ができる。
　また「手書きよりもパソコンで打ち出した納品書・請求書の方が『しっかりした会社だ』とお客の信頼度も高まる」（柴田代表）と思わぬ効果も発揮している。
　売り出しなどイベント時にはＨＯＫＵＨＯＫＵを地図に連携させると効果的。顧客データにある「地図」項目に柴田代表が回りやすい順番にコード入力しておくと、招待状を配布する際、検索の並べ替えによって行動に即したリスト作成ができる。良いリストができると実際の活動も効率的に行える。また地図コードもあらかじめ余裕を持って設定しているため、新規顧客が増えても追加や挿入が可能だ。

修理依頼にも過去の販売履歴を素早く検索して対応

　在庫の管理などにも役立っている。倉庫に長く眠っていた商品はいざ成約となったところで仕入れ価格を忘れている場合も出てきてしまうが、そのときも在庫情報検索ですぐに確認することができる。修理を依頼されたときやフィルターの交換なども過去の販売履歴確認で正確に素早く対応。「調べる時間が大幅に短縮されるため、お客からの質問や要望などに圧倒的に早く対応できるようになった」と柴田代表は語る。
　また地域店にとって日常の訪問活動は販促以外にも顧客ニーズ、家電状況などの情報入手の場として大きな意味を持つが、得た情報を有効に活用するのは難しい。しかしＨＯＫＵＨＯＫＵでは、毎日の顧客宅への訪問状況を打ち込んでおくことで、顧客との話題のなかで出た見込み商品や注目商品などを後で検索できる形で保存しておける。
「正直なところ毎日パソコンに打ち込むのは疲れる作業だが、日々の活動で得た情報を最大限生かせる。顧客の関心の高い商品発売時にタイミングよく提案したり、売り出し時に的を絞った商談が可能になった」と毎日の活動情報のデータ化による効果を実感する。
　柴田代表はこれからの地域店の商売について「量販店とバッティングせず、説明が必要な新規商品や据付け工事が必要な商品など手間のかかるものに取り組んでいかなければならない」との考え。提案から成約まで期間が空くこともあり、これらの商品に対しては「ＨＯＫＵＨＯＫＵのような顧客管理ソフトで顧客情報を正確にキャッチし、顧客を囲い込み効果的な販促を行っていく必要がある」としている。
「ＨＯＫＵＨＯＫＵにはまだまだ使いきれていない機能がたくさんある。『耐用年数の見込み』『誕生日』『新入学』などもデータ化すれば販促に生かせるがなかなかできていない。様々な機能を今まで以上に使いこなせれば店自体も伸びるはず」と柴田代表はさらなる有効活用を目指している。

導入して一番便利だったのが納品書と
請求書の発行

量販店とバッティングせず、手間がかかるものに
取り組んでいくシバタデンキ

お店紹介　シバタデンキ

店　　　主 　柴田健市代表 
住　　　所　 茨城県高萩市本町２−４２ 
創　　　業　 昭和５９年 
従　業　員　 柴田代表夫妻 
顧客登録数　 約４６０世帯 
年　　　商 　約３５００万円 

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