地域家電店・電気店を元気にする顧客管理システム「HOKUHOKU(ホクホク)」のサポートサイトです  / Dj-net

スギハラ様

HOKUHOKU、独自のカルテ併用で顧客管理





 スギハラ(山形県上山市矢来1−4−3、杉原宏美社長)は、30年以上にわたり、顧客名簿「カルテ」を製作。10年以上前からDOS版の「HOKUHOKU」(バロン社)を導入し、、現在でもカルテと併用して顧客管理を行っている。現在はウィンドウズ98対応の「HOKUHOKU2・0タイプZ」にアップグレードしている。

杉原宏美社長

  杉原宏美社長

パソコン管理はSCMの基礎

 顧客、在庫、仕入、売上げ管理をHOKUHOKUでまかなっている。従業員は5名で、全員が日常業務には使えるレベル。「毎日の業務が格段に便利になっている。たまにトラブルが起きると営業に差し障るほど経営に入り込んでいる」と杉原社長は話す。
 携帯電話、PHSの顧客も登録しており、登録件数で約1400件。概ねクルマで15分圏内の顧客で、地域密着型。顧客管理の必要性から30年ほど前から独自のカルテを製作し、HOKUHOKU導入に至った。
 「カルテは根気の要る作業で、長年の積み重ねてきて店の資産となっている。これを全てパソコンに入力した。今は、HOKUHOKU、カルテ両方に記入しており、カルテには主にサービスや修理など細かな事柄も記録している。パソコンは抽出・検索に便利」と同社長。
 エアコンの見込み客抽出を例に取る。まず2台目・3台目の買い増しをねらい「3年以内にはじめて買った人」を抽出する。山形県は夏が短く、冬にエアコンを使うことも少ないため、エアコンの耐用年数が長いというのが通説。既存のエアコンを移設するケースも多く、顧客データで事前に所有エアコンを知っておくのは大事。
 冷房専用機の普及率も高い。最近の省エネ型エアコンを売る際の有力見込みと言える。また、同店ではエアコンクリーニングを励行しており、その結果もHOKUHOKUに入力して、日々のデータ更新に活かしている。

HOKUHOKUで在庫管理を徹底、店にストックを置く必要がなくなった

 同店では混売店で、メーカ−への発注にはパソコン、FAX、専用端末などを使っている。メーカーの物流も翌日入荷が徹底してきている。「これに加え、HOKUHOKUで在庫管理を徹底するので、店にストックを置く必要がなくなっている。一部季節商品ではストックを確保することもあるが」(同店長)と、いわばSCM(サプライチェーンマネージメント)の基礎にもなっている。

店頭にもパソコン追加、LAN環境で作業予定

 パソコンは店事務所に置かれており、最近は配線工事用CADや新築図面のスキャナ取りこみも導入するなど、店業務に積極的に活用している。今後、店頭レジにもパソコンをつい化し、1対1の環境でLANを引く予定。
 「HOKUHOKUをLANで連動させる。実験は済んでいるが、店頭に置くための液晶モニターを物色しているところ。CRTは重くてかさばるから」と同社長は笑う。
 ソフトの改善点や要望はその度出しており、有償改良はたびたび進めている。「なかなか難航しているようだが、財務・給与関連の機能がほしい」と同社長は話している。

入力風景

パソコンはCADにも利用している

お店紹介  スギハラ

店   主  杉原宏美社長 
住   所  山形県上山市矢来1−4−3 
創   業  昭和30年10月 
従 業 員  5人 
顧客登録数  約1400件 
売場面積   28坪 

この記事は雑誌「電気店」2000年9月号に掲載されたものです。

戻る

powered by Quick Homepage Maker 4.8
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional