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ホクリツ電機様

ホクホクを使いこなし、活用の幅を広げたい

地域店の正念場に3代目の頑張り

 地下鉄・入谷駅に近く(歩いて1,2分)言問通りに面した店舗には、周辺住民、事務所など入った雑居ビルなどから最寄小物を買いに来るお客さんが結構ある。が、地下鉄で3つ目には秋葉原電気街があり、ほかにもカメラ系量販店やディスカウンターなど競合店は数多い。地域店には家電品の単価ダウンも痛い。そんな厳しい局面を「新規事業で乗り越えよう」と頑張るのは、3代目の芳彦氏(長男)だ。そして、そのためのツールの一つが「HOKUHOKU」である。
頑張る3代目の武田芳彦氏

武田 芳彦氏

 武田 芳彦氏

お客さんとの絆、一層強く

 芳彦さんが入店したのは15年程前。バブルが崩壊する前で、「あの頃はまだ良かった」けれど、その後は一転して厳しい経営環境に。
 秋葉原は家電よりもパソコンの街へと変わってきて、お客さんとの商談でも以前ほど話題に上がらなくなった(芳彦さん)。反面、もっと近くの上野・御徒町辺りにはディスカウンターの多慶屋やカメラ系量販店があるし、秋葉原の先に先頃オープンしたビックカメラ/ビックピーカン有楽町店のチラシも入る。柱となってきた家電が単価ダウンもあって、売上が下がってきた分をどうやってカバーし、何でプラス分を稼ぐか、3代目の芳彦さんにとっても大きな課題だ。
 対象の第1は、顧客管理ソフト「HOKUHOKU」(バロン社)を活用するなどして、お客さんとの絆を一層強くすること。第2は、地域店の小回りをきかせて新規事業を立ち上げること、である。
 HOKUHOKUを導入したのは6年前。ウィンドウズ95が出て、それまで使っていたパソコンを入れ替えた時に一緒に導入した。それ以前から、ソフトを外部へ委託してパソコンで顧客情報管理を行っていたのだが、件数が増えて容量不足となり、カード式顧客台帳と併用するなどしていたのを、思い切って全面的に切り替えることとした。
 現在使っているのはVer.3で、入力している顧客件数は1200件。内稼動客は250〜300件。最近2,3年内に、5,6回以上買ってくれた上得意客(1)、それに準じた客(2)(3)、平成になってからの客でご無沙汰の客(4)、昭和の時代からのご無沙汰客(5)、インターネットショップの客(6)、携帯電話だけ、パソコンだけの客(7)などという具合に分けて整理している。
 普段は、お客さんから電話がかかってきた時に購入状況や修理サービス履歴など画面に出して的確な対応に役立てたり、訪問前に閲覧して参考にしたりなど活用。また、季節ごとに実施する個展の際にDMを出す対象顧客をリストアップするなどにも利用している。
 修理依頼をしてきたお客さんは、まだ5年くらいしか使っていないように思っているが、直ちに修理履歴を画面に出して「もう10年近くたっていますよ」とアドバイスして売りに繋がるケースもある。

HOKUHOKUに一本化して、より便利に使いたい

 さらに、今後の活用と同ソフトの改良について、「請求書の作成から、決算処理まで、このHOKUHOKUですべてできるようになればよい。当店の立地上、周辺の雑居事務所ビルなどのお客さんも含めて管球類や電池等の最寄小物の販売もかなり多くあり、これらの処理をどうするか。たとえば、請求書は今はエクセルで打ち直しているが、HOKUHOKUに一本化できれば、一層便利に使えると思う。」とする。
 また、「デジカメでお客さんの家族の顔を撮らせてもらって、画像をいれられれば、店の誰もが画面を見てお客さんの顔を覚えて、より的確に、親しみをこめて応対できるようになる」。さらに、「お客さんの携帯電話の番号や、メールアドレスなど今は備考欄に入れているが、これらを書き込める欄があれば、便利だ※」とも。
 一方、家電の落ち込みをカバーするために、新しいやり方はないか、新規事業を立ち上げたいと手探りしているところでもある。
 照明器具を中心にインターネットショップを始めたし、パソコンのサポート・サービス点を請け負ったりなど、既にトライアル中のものもいくつかある。
 インターネットショップの遠隔地のお客さんは別にして、お客さんのメールアドレスを増やしていくのも、今後の課題だ。「いずれはHOKUHOKUにメールアドレスを沢山入れることが出来れば、お客さんへの情報発信もスピーディーに、しかもDMやチラシに比べて、手間や費用をあまりかけずに済む」という、メリットもある。
 芳彦さんは、「厳しい時代に、競合はますます激しくなるだろうが、基本はお客さんとのしっかりしたつながりであり、家電のマイナスをカバーする新しい事業への取組みだ。せっかく導入したHOKUHOKUをもっとつかいこなして効率的に進めたい」と語っている。

入力風景

入力風景

ホクリツ電機店舗

ホクリツ電機店舗

お店紹介 ホクリツ電機

店   主  武田 秀昭 
住   所  東京都台東区入谷 
創   業  昭和7年 
従 業 員  社長夫妻・芳彦氏と夫人の4人 
顧客登録数  200件 
年   商  6500万円 

この記事は雑誌「電気店」2001年9月号に掲載されたものです。

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