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ワットムセン様

HOKUHOKU10年使って経営効率化

周囲に大学多く、学生客も1件ずつ登録して管理
 金閣寺や上賀茂神社など世界文化遺産を有する京都市北区はまた、豊臣秀吉をはじめとする諸将の庇護を受けた洛陽十刹中随一の広大な寺域の大徳寺がある。その静かな境内の東側を南北に走る新大宮通りは京都でも有数の商店街があり、活気ある地域電器店も10店近く連ねる。
 そのような商店街にある電器店の一つ、ワットムセン(京都市北区紫野下門前町63、土山清幸代表)では、バロン社の顧客管理ソフト「HOKUHOKU」を使うことで、請求書発行から修理活動まで、経営の効率化を図っており、既に10年以上もの間、使用しつづけている。

土山代表

「欲しい情報がすぐに引き出せる」と土山代表

スピード検索ができるので電話での会話もスムーズ

 昭和29年の創業以来、店売りによる家電販売を中心としてきた同店が「HOKUHOKU」を導入したのは昭和63年。NECの営業マンからの紹介がきっかけで以来、バージョンアップを繰り返して使用してきた。
 土山代表は「HOKUHOKU」導入以前から顧客管理の必要性を考えて、当時独自に800件ほど顧客情報をパソコンへ入力してきたが、活用という点からみると不十分と言わざるをえなかったという。
 土山代表にとって「HOKUHOKU」を使い続ける理由は数多くあるが、入力した顧客の名前や住所から簡単に請求書や納品書の発行、DM宛名印刷が出来ること、そして顧客管理ソフトとして「顧客の保有商品が修理履歴も含めてすぐに引き出せ、顧客情報を活かした提案ができること」と語る。
 夏商戦に向けた白モノ商品の見込み客も同店が10年以上にわたって蓄積してきたデータから購入経過年数を指定するだけで該当客を抽出、DMの宛名印刷も一連の流れで出来る。同店のDM郵送枚数は1500件にのぼるため、個展時には大きな効率化が図られている。
 毎日あるという修理コールでも「HOKUHOKU」が活躍。サポートが強みの地域電器店にとって迅速でしっかりとした修理業務が大切。電話先で顧客自身が故障品の型番を知らなくても、パソコンならではのスピード検索で「いつ頃に購入しましたか」と一言聞くだけで会話の流れを止めることなく店の誰もが型番を割り出すことが出来る。すぐに修理部品を用意することで迅速に活動している。
 また店売り中心の同店は来店客が多く、顧客管理数は3500件を数え「顔は覚えているのに名前が思い出せない」といったケースもしばしば。その時も顧客へ「伺う前に電話しますので」と電話番号を聞くだけで、電話番号の下4桁で顧客情報を引き出せることが同店では非常に重宝しているという。

バロン社での電話サポートがあるので大助かり

 同店では顧客の分類として全5段階に分けて管理している。上得意客から順に家電客を3段階、1回のみの購入客、法人関係と区分け。同店周辺には立命館大学や龍谷大学、佛教大学があり、3月には新入学需要で忙しい毎日を送ったが、こうした学生客も1件ずつ登録して管理する。「一見客となることも多いのですが、在学中の4年間は責任を持ちたい」と顧客入力をする土山代表の夫人、京子さんは語る。
 また「パソコンが苦手な私ですが、バロンさんの電話サポートがあるので非常にたすかっています」と夫人は話す。電話で操作手順をテキパキと丁寧に教えてくれるそうで、土山代表もサポート窓口にはお世話になっているとのこと。
 夫人も今では顧客管理ソフトを通してパソコンに慣れたことでインターネットや表計算も行っており、パソコンを知るほどにパソコンによる顧客管理の効率性は必要不可欠だと感じている。
 一方、「HOKUHOKU」を長く使うことで生じてきた問題として、同店が課題に挙げているのが蓄積してきた顧客データの大幅な見直し。
 一つは新製品が出る度に無作為に商品項目数を増やしていったこと項目の見直しを強いられていること。また現在のウィンドウズ版では顧客1件につき情報記入量の制約はないが、前バージョンでは決まっていたため一人で数件分またがってしまい、1つにまとめたいこと。1から分類するには顧客入力数が多すぎ、「一括で振り分けできる機能があると助かる」とソフトへの要望を語る。
「地域店はお客さんを知ることで商売が成り立つ」という土山代表。「未使用の機能も数多くあるので、もっと活用していきたい」と意欲を語っている。

お店紹介  ワットムセン

店   主  土山清幸代表 
住   所  京都市北区紫野下門前町63 
創   業  昭和29年 
従 業 員  土山代表夫妻、男性2人、女性1人 
顧客登録数  3500件 
稼動客数   1500件 
店舗面積   100平方メートル 

この記事は雑誌「電気店」2000年6月号に掲載されたものです。

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