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バロン社の電話応対は迅速丁寧、　ユーザーの声を聞いて的確にバージョンアップ

ＨＯＫＵＨＯＫＵはシビア。
客への先入観や思い込みをなくしてくれるので、見込み客絞り込みも効率化

しばらくは未稼働状態、息子の誠店長が店を継いでからＨＯＫＵＨＯＫＵ復活

　同店は横浜市営地下鉄、片倉町駅から８分ほど、新神奈川通り沿いにある片倉町商店街の中に立地する。片倉周辺は高級住宅地になっており、芸能人や会社役員などが多く住んでいる。　
　昭和６１年にバロン社とＮＥＣが合同で行った説明会で佐藤社長はＨＯＫＵＨＯＫＵと出会った。「当時、バロン社はまだ静岡に会社を構えていたねぇ。バロン社の社長は元々電気店を経営していたと聞いたから電気店の実情は把握しているだろうと、信頼できたんだ。またパソコンで顧客を管理するなんて初めて聞いたので、真新しい感じがした」と導入のきっかけについて話す。
　しかし購入後、しばらくは未稼働の状態だった。当時販売業務は佐藤社長が、顧客管理は静枝社長夫人が行っていた。ＨＯＫＵＨＯＫＵを任された静枝夫人は「お客の名前や住所などは顧客カードやＤＭなどに手で書くことで覚えてきた。そのおかげで電話応対もスムーズに行えたのに、キーボードで入力するとなかなか覚えない。やっぱり覚えるなら書かないと、ねぇ…」と手書きにこだわっていた。
　その後、店を手伝っていた誠さんが店長になり、顧客管理を任されるようになると、ＨＯＫＵＨＯＫＵが息を吹き返した。平成９年にはＤＯＳ版からＷｉｎｄｏｗｓ版に移行し、続々と顧客データが入力されるようになった。現在登録している顧客数は２６００件、実際の稼動数は８００件になる。売上入力は誠店長が、仕入入力は店長の妹、岡島和枝さんが担当している。
「売上はトースターなどの小物商品を購入したお客から入力している。商店街にあるので、小物商品を何度も買いに来てくれるリピーター客が多い」と言う。毎日外回りで忙しい店長は、店を閉めた後や、時間が空いた時にまとめて入力する。「できれば毎日やりたいけれど、忙しくてなかなか。最近は１週間分まとめて入力している」と苦笑い。

顧客情報は顧客の家でメモ、帰ってから台帳に入力

　登録された顧客情報は各分野・商品ごとに分類し、合展・個展、毎月の提案活動の時に対応したＤＭを印刷・発送する。また年末には購入金額の高いお客のリストを上位２００人まで抽出し、カレンダーを配布する。「使い始めてから見込み客の絞込みが効率よくできるようになった。今まではあいまいな先入観や思い込みで招待状を配っていた。実際はあまり買ってくれないお客でも、仲が良いと上得意客のような気がして。その点ＨＯＫＵＨＯＫＵはシビアかもしれないけど、買ってくれる客、修理の客、休眠客と区別することができる。お客の選別は重要だ」と話す。
　最近では顧客台帳に家の築年数や傷んでいる箇所などの情報を追加している。「今年の３月にシステムキッチンを展示した。それから一戸建てか集合住宅か、また築年数などの情報を入力している。築年数が分からない場合は大体の目安で。お客の家に上がったときにメモを取り、帰ってきたら台帳に入力する。この情報を基にリフォームの提案を行っている」と誠店長。
「紙台帳では検索したり分類するのが大変。その点ＨＯＫＵＨＯＫＵはすぐできる。また以前他社の管理ソフトを使ったことがあるけれど、慣れの違いかもしれないけれどＨＯＫＵＨＯＫＵの方が使いやすかった。必要な項目はほとんどリンクしている。バロン社の対応も良く、電話応対は迅速丁寧だし、ホームページを見れば大体の問題は解決するし、ユーザーの声を聴いて的確なバージョンアップをしてくれる。欠点が見当らない」と評価する。

お店紹介　佐藤テレビ音響社

店　　　主 　佐藤徳昭社長 
住　　　所 　神奈川県横浜市神奈川区片倉１−１３−４ 
創　　　業 　昭和３６年 
従　業　員 　佐藤社長夫婦、店長、店長の妹、従業員の５人 
顧客登録数 　２６００件 

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